【バイクのイラスト】あのケビン・シュワンツが最初で最後の世界王者を獲得したマシン

【バイクのイラスト】あのケビン・シュワンツが最初で最後の世界王者を獲得したマシン

スズキ歴史館のお土産コーナーに新たにバイクのイラスト(作・柴田制作所)が仲間入りしました。

まだ前回の記事をお読みでない方は、ぜひご一読を👇

📚お土産コーナーにバイクのイラストが新登場‼

イラストになった4車種のうち、今回は「1993 SUZUKI RGVΓ500 Team LUCKY STRIKE SUZUKI」をご紹介します。


1993 SUZUKI RGVΓ500 Team LUCKY STRIKE SUZUKI

車体後方のリアシートカウルに大きく書かれた「34」の数字

これはケビン・シュワンツが愛用したゼッケン番号であり、彼の引退後にWGP(バイクロードレース世界選手権グランプリ)初の永久欠番となっています

日本のプロ野球なら、巨人の背番号3(長嶋茂雄)や背番号1(王貞治)などが永久欠番として有名ですね。

チャンピオン争いを繰り返しつつもライバルに3年連続でタイトルを取られていたシュワンツは、1993年にこのマシンで勝利を積み上げて悲願の年間チャンピオンに輝きました。

このシーズンで長年のライバルが転倒し、選手生命を絶たれてしまう重傷を負ってそのまま引退となってしまった際に、シュワンツは「彼の怪我が治るならチャンピオンなんかいらない。」という言葉を残しています。

 

 実車はどこにある?

当館1階にレースで活躍した車両を展示しているスペースがあり、以前ご紹介したSUZUKI GSX-RR Team SUZUKI ECSTARのすぐ近くにあります。

「34」を付けたマシンの前方、フロントカウルには2008年5月12日に当館に足を運んだ際にシュワンツがサインを残してくれました。

「34」繋がりだと、シュワンツが乗ったRGV500Γ(Works)も当館3階に展示しています。こちらの車両にも、シュワンツが当館に来訪した際にサインを残しています。

1988年の第1戦日本GPで、大方の予想に反してスタート直後からトップを快走、レース終盤までデッドヒートを繰り広げ初優勝を果たしたマシンです。

当館3階には数多くの製品を展示していますが、「34」とPEPSIのロゴを目印に見つけてみてください。


次回はKATANAシリーズの第1号「1982 SUZUKI GSX1100S KATANA」をご紹介します。お楽しみに!

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